みなさんこんにちは!さくらです。
最近、ニュースやSNSで「スターリンク」や「ASTS」、「スペースモバイル」という言葉を目にする機会が増えてきました。
どちらも衛星を使った通信サービスとして紹介されているのですが、正直なところ「結局何が違うの?」と感じた方も多いのではないでしょうか。
実は、スターリンクとASTS(スペースモバイル)の最大の違いは、衛星に何をつなぐサービスなのかという点にあります。
スターリンクは専用のアンテナを使って家や車などの「場所」をインターネットにつなぐサービスで、ASTSは今持っているスマホをそのまま衛星につなぐことを目指しているサービスなんですね。
そこで今回は、スターリンクとASTSの違いや仕組みについて、専門知識がなくても分かるように整理していきたいと思います。
読み終える頃には、ニュースで「スターリンク」や「ASTS」という名前を見かけても、それぞれが何を目指しているサービスなのか、すっと頭に入ってくるはずです。
▼この記事でわかること
- スターリンクとASTSの最大の違い
- スターリンクの仕組みとStarlink Direct to Cellとは何か
- ASTSの仕組みと日本で話題になっている理由

私も最初は「同じ衛星通信なのに何が違うんだろう」と思っていた口なんです。
調べていくと、思っていた以上にシンプルな違いだと分かって、ちょっとスッキリしました。
一緒に整理していきましょうね!
スターリンクとASTS(スペースモバイル)の最大の違いは「何を衛星につなぐか」
スターリンクとASTSの違いは、衛星につなぐ対象が「場所」か「スマホそのもの」かという点にあります。
ここからは、それぞれの仕組みをもう少し具体的に見ていきましょう。

スターリンクは「場所」を衛星につなぐ仕組み
スターリンクは、専用のアンテナを設置した家や車、船などの「場所」を衛星経由でインターネットにつなぐサービスです。
利用者は「ディッシュ」と呼ばれるフラットパネル型のアンテナを用意し、月額料金を支払って通信サービスを利用する仕組みになっています。
運営しているのは、米国のSpaceX社です。
ASTSは「スマホ」を衛星につなぐ仕組み
一方のASTSは、専用アンテナを使わず、普段使っているスマホをそのまま衛星につなぐことを目指す通信構想です。
スターリンクが「場所」を主役にしているのに対して、ASTSは手元の「スマホ」そのものが主役になっているわけです。
私自身、気になったことはスマホやパソコンでとことん調べてしまう性質で、今回もスターリンクとASTSの違いを調べ始めたら止まらなくなってしまいました。
最初は「どちらも衛星通信なのに、何がそんなに違うんだろう」と首をかしげていたのですが、「何を衛星につなぐサービスなのか」という視点に気づいた瞬間、一気に視界が開けた感覚があったんです。
この違いさえ分かってしまえば、ニュースで見かける両者の記事も、驚くほどすんなり理解できるようになるんですよね。
- スターリンクは「場所」を衛星につなぐサービス
- ASTSは「スマホ」を衛星につなぐことを目指す構想

「何を衛星につなぐか」という視点に気づけると、途端に頭の中が整理されますよね。
次は、スターリンクの仕組みをもう少し詳しく見ていきたいと思います。
そもそもスターリンクとは?衛星インターネットの仕組みを解説
スターリンクは、地球の低軌道に6,500基を超える衛星を展開する、史上最大級の衛星コンステレーションです。
ここからは、その具体的な仕組みを見ていきましょう。
スターリンクは専用アンテナで場所をインターネットにつなぐサービス

スターリンクの契約者数は2026年3月31日時点で約1,030万件にのぼり、164の国と地域でサービスが提供されています。
利用者は価格599ドルの専用アンテナを家や車、船などに設置し、月額料金を支払うことで低軌道衛星経由のインターネット回線を利用できます。
正直、衛星の数だけでも6,500基超と聞いて驚いてしまったのですが、これだけの数を低軌道に展開しているからこそ、世界中のさまざまな場所で安定した通信が実現できているんですね。
山間部や離島など、光回線を引きにくい場所でもインターネットが使えるようになるのは、大きなメリットだと感じます。
Starlink Direct to Cellとは?圏外でスマホが衛星につながる仕組み

Starlink Direct to Cell(D2C)は、専用アンテナを使わずに、スマホと衛星が直接通信できるようにする仕組みです。
通常のスターリンク衛星が高度約550kmを飛んでいるのに対して、Direct to Cell専用の衛星は高度約340kmとより地表に近い軌道を飛んでおり、その分電波が届きやすくなっています。
日本では、KDDIが「au Starlink Direct」として2025年4月10日にサービスを開始しました。
iPhone14以降など対応端末であれば、空が見える圏外エリアでも衛星に直接つながる仕組みになっています。
2025年9月には対応が拡大し、対応アプリでのメッセージ送受信やデータ通信もできるようになりました。
使用している周波数帯は1.6〜2.7GHz帯で、KDDIが地上で使っている2GHz帯のLTEと同系統のため、既存のLTEチップをそのまま使える設計になっているのも面白いポイントです。
フェーズドアレイアンテナとレーザーによる衛星間通信を組み合わせることで、往復の遅延は20〜40msに抑えられています。
山や海でスマホが圏外になった経験がある方なら、この仕組みのありがたみがイメージしやすいのではないでしょうか。
- スターリンクは6,500基超の衛星と専用アンテナで場所をインターネットにつなぐ
- Starlink Direct to Cellは専用アンテナなしで圏外でもスマホが衛星につながる仕組み

専用アンテナを使うタイプと、スマホに直接つながるタイプがあるなんて、私も知らなかったです。
ここまでスターリンクを見てきたので、次はいよいよASTSの仕組みを見ていきましょう。
そもそもASTSとは?スマホをそのまま衛星につなぐ仕組み
ASTSは、米AST SpaceMobile社が開発している、専用アンテナ不要で市販のスマホをそのまま低軌道衛星につなぐ通信構想です。
ここからは、その仕組みと日本での広がりを見ていきましょう。
ASTSは専用アンテナなしでスマホをそのまま衛星につなぐ構想

ASTSの衛星に搭載されているフェーズドアレイアンテナは、スターリンクのDirect to Cell衛星用アンテナのおよそ35〜40倍もの大きさがあります。
大型のアンテナで通信容量を確保することで、比較的少ない衛星数でもサービスを成立させられる設計思想になっているんですね。
目指しているのは、世界的な通信の不感地帯をなくすことです。
テキストや音声、動画、データ通信を、今使っているスマホのままで利用できるようにすることを目標としています。
2026年2月には次世代機「BlueBird 6」のアンテナ展開に成功するなど、着々と衛星網の整備が進んでいるようです。
私は以前、ツアーガイドとしてカナダのオーロラツアーに同行していたことがあるのですが、街を少し離れると携帯電話がまったくの圏外になる場所がたくさんありました。
当時は「こういう自然の中では仕方がないよね」と割り切っていたのですが、スマホがそのまま衛星につながる技術が実用化されれば、ああいった場所でも連絡が取りやすくなる未来が来るのかもしれません。
当時のことを思い出すと、ASTSが目指している世界は世界を大きく変えることになるんだなと感じます。
ASTSが日本で話題になっている理由
ASTSが日本で話題になっているのは、楽天モバイルが2020年からAST SpaceMobile社と戦略的パートナーシップを結んでいるからです。
2025年4月には、楽天モバイルと国内初となる低軌道衛星・市販スマホ間の直接通信によるビデオ通話テストが行われました。
楽天モバイルは「Rakuten最強衛星サービス」として、2026年第4四半期(10〜12月)の国内商用サービス開始を目指すと発表しています。
楽天がなぜASTSという選択をしたのか、その背景や日本政府の支援については、こちらの記事で詳しく解説しています。
楽天がStarlinkではなくスペースモバイル(ASTS)を選んだ理由が気になる方は、ぜひあわせてチェックしてみてくださいね。

- ASTSは大型フェーズドアレイアンテナでスマホを直接衛星につなぐ構想
- 楽天モバイルとの提携で日本でも2026年第4四半期の商用化を目指している

普段使っているスマホがそのまま衛星とつながる未来って、想像するだけでワクワクしますよね。
次はこれまでの内容をまとめていきますね。
【まとめ】スターリンクとASTSの違いと仕組みをおさらい
ここまで、スターリンクとASTS(スペースモバイル)の違いや仕組みについて見てきました。
最大の違いは、衛星につなぐ対象が「場所」なのか「スマホそのもの」なのかという点にあります。
- スターリンクは専用アンテナで「場所」を衛星につなぐサービス
- ASTSは専用アンテナなしで「スマホ」を衛星につなぐことを目指す構想
- 日本ではau Starlink Directとしてスターリンクが、楽天モバイルとの提携でASTSがそれぞれ広がりを見せている

スターリンクとASTS、どちらも「衛星で通信の壁をなくす」という点は同じでも、アプローチがまったく違うのが面白いですよね。
これからの展開も、引き続き注目していきたいと思います。
楽天がStarlinkではなくスペースモバイル(ASTS)を選んだ理由が気になる方は、ぜひあわせてチェックしてみてくださいね。

参考資料


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