みなさんこんにちは!
2025年10月14日、Adoさんが公開した『愛して愛して愛して』のMVが突然非公開となり、SNSでは「何があったの?」と話題になりました。
その中で注目を集めているのが、オリジナルMVを手がけたさしたま様というクリエイターです。
名前を聞くと一見ミステリアスですが、調べてみると赤卵さんとさしみやまさんの2人による映像ユニットであることがわかりました。
彼らが制作したオリジナルMVは、2025年現在もYouTubeで1億回以上再生されており、Ado版MVの元ネタとして再び脚光を浴びています。
とはいえ
「どんな人たちなの?」
「Ado版との関係は?」
と感じている方も多いでしょう。
そこで今回は、さしたま様とは何者なのか、そしてAdo『愛して愛して愛して』との関係や制作背景をわかりやすく整理していきます。
この記事でわかること
- さしたま様とは何者なのか
- Ado『愛して愛して愛して』MV元ネタとの関係
- 赤卵さん・さしみやまさんのプロフィール
さしたま様とは何者?Adoで話題のユニットの正体に迫る
さしたま様とは、映像制作ユニット「さしたま」の通称で、赤卵さんとさしみやまさんの2人によって構成されています。
動画担当は赤卵さん、イラスト担当はさしみやまさん。
2人はもともと個々に活動していましたが、2015年にボカロPきくおさんの楽曲『愛して愛して愛して』のMV制作をきっかけにタッグを組みました。
この作品は独特の色彩と歪んだ愛の世界を描いた映像で、公開から10年経った今でも国内外のファンに愛されている名作。
2025年現在、YouTubeでの再生数は1億回を超えています。
そしてこのMVこそ、今回AdoさんのカバーMVの“元ネタ”とされる映像。
Ado版では一部の構図や演出が酷似していたことから、ユニバーサルミュージック側が「クリエイティブの一部を許諾なく使用していた」と正式に発表しました。
「当社制作のMVにおいて、オリジナル制作者であるさしたま様のクリエイティブの一部を許諾なく使用していたことが判明しました。」
出典:ユニバーサルミュージック
これを機に、SNSでは「さしたまって誰?」「どんな人たちなの?」という検索が急増。
多くのファンやクリエイターが、彼らの存在を再認識するきっかけとなりました。
つまり、さしたま様とは2015年からボカロ文化を支えてきたクリエイターコンビであり、今回の件を通して再び注目を浴びた存在なのです。
ポイントまとめ
- さしたま様は赤卵さんとさしみやまさんの2人による映像ユニット
- 『愛して愛して愛して』のオリジナルMVを制作したことで知られる
- Ado版MVで一部の構図や演出が似ていたことが発端で話題に
さしたま様のMVは、単に「映像が綺麗」ではなく、音楽そのものの世界観を丁寧に描き出しているのが印象的です。
Ado版の件で注目されましたが、もともと“表現の原点”として長く愛されてきたことを忘れてはいけませんね。
『愛して愛して愛して』オリジナルMVの世界観|Ado版との違いを比較
それでは、実際に元ネタとされるオリジナルMVを見てみましょう。
こちらが2015年に公開された、Kikuo × さしたまによる本家映像です。
この映像は、赤と黒を基調にした不穏な色彩と、愛を描いた物語が特徴。
シルエット演出・目のモチーフ・反復する動作など、視覚的インパクトが強い構成になっています。
一方、Ado版MVはこの世界観を現代風に再構築したもので、 原作の雰囲気を保ちながらも、より光のコントラストや人物描写が強調されていました。
しかし、両作品を並べて見ると「画面構成の一致」や「同一アングルの動き」が複数確認され、 最終的にユニバーサル側が「オマージュではなく、無断使用にあたる」と判断しています。
この判断により、Ado版MVは公開停止となりましたが、同時にオリジナル版の再評価が進み、 YouTubeコメント欄では「やっぱり本家が最高」「10年前とは思えない完成度」といった声が急増しました。
ポイントまとめ
- 2015年公開のオリジナルMVは1億再生を突破(2025年現在)
- 赤と黒の世界観、愛を描いた構成が特徴
- Ado版MVは構図や演出の一致が多く、公式が無断使用を認める
- 結果的に本家MVが再注目され、再評価が進んだ
赤卵&さしみやまのプロフィール|映像とイラストの得意分野とは
ここからは、映像ユニットさしたまを構成する2人のクリエイター、赤卵さんとさしみやまさんについて詳しく見ていきましょう。
赤卵さんは、映像編集や演出を手がけるクリエイター。
きくおさんの楽曲『愛して愛して愛して』MVでは、画面のテンポやリズム、色彩の対比を巧みに使い、 作品の持つ強い感情や深い心の揺れを映像として表現しています。
見る人の記憶に残る映像演出を得意とし、 音と映像が一体化するような没入感を作り出すことで知られています。
一方でさしみやまさんは、イラストレーターとして活動。
キャラクターの表情や姿勢で“言葉にできない感情”を描くスタイルが特徴で、 繊細な線と独特の陰影を用いたビジュアルには、多くのファンが魅了されています。
SNSでは自主制作のイラストやアートワークを発表しており、 作品ごとに異なるテーマを柔軟に表現できる点が高く評価されています。
また、2人はユニットとして活動しながらも、それぞれ個人でも創作を続けています。
赤卵さんはアニメーションや映像演出の分野で活動の幅を広げ、 さしみやまさんはイラスト制作のほか、CDジャケットや書籍表紙などのアートワークも担当。
双方の個性が重なり合うことで、さしたまユニットならではの映像表現が生まれています。
この表現力の高さが、Ado版MVを通じて再び注目されるきっかけとなりました。
視覚的にも感情的にも完成度の高い彼らの作品は、 今後のボカロシーンや映像業界においても大きな存在感を放ち続けるでしょう。
ポイントまとめ
- 赤卵さんは映像編集・演出を担当し、感情の流れを映像で表現することに長けている
- さしみやまさんはイラスト担当で、繊細な線と陰影で人間の心を描くスタイルが特徴
- 2人の個性が融合することで「さしたま」独自の世界観が生まれている
【まとめ】さしたま様とは?Ado MVで再評価された原点の創造力
さしたま様は、赤卵さんとさしみやまさんによる2人組の映像クリエイターユニット。
2015年に公開された『愛して愛して愛して』のオリジナルMVをきっかけに、 10年経った今もなお、多くの人の心を動かす作品を生み出しています。
2025年のAdo版MVを通じて再び注目を集めたことで、 彼らの映像美や構成力の高さが改めて評価される結果となりました。
今回の件では、 「表現をリスペクトし合う文化の大切さ」を多くの人に気づかせた出来事でもあります。
オリジナルを尊重しながら新しい解釈を加える。
そのバランスこそが、これからのクリエイティブ業界に求められる姿勢でしょう。
この記事の要点
- さしたま様は、赤卵さんとさしみやまさんの2人による映像ユニット
- 2015年のオリジナルMVが、Ado版を通じて再び注目された
- 映像表現のリスペクトとオマージュの線引きが話題に
- 今後も「原点への敬意」を忘れない創作が求められる
AdoさんのMVをきっかけに、さらに脚光を浴びたさしたま様。
どんな時代でも「良い作品」は自然と再評価されるものだと感じました。
彼らのように、心を動かす映像を作る人たちがもっと広く知られていくことを願っています。
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