みなさんこんにちは!
「ただの施設ではなく、人が暮らす場所を福祉の当たり前にしたい」
そんな信念を胸に、建築家として数々の賞を受けてきた山﨑健太郎(やまざきけんたろう)さん。
そして次なるプロジェクトとして注目されているのが、「塀の無い刑務所」いわゆる開放型刑務所の設計です。
「刑務所のデザインも建築家がやるの?」と最初は驚いた方も多いのではないでしょうか。
でも調べてみると、これはとても深い意味を持つプロジェクトだと分かって、私もすっかり引き込まれてしまいました!
そこで今回は、山﨑健太郎(建築家)さんが目指す塀の無い刑務所(開放型刑務所)の中身を、背景も含めて徹底解説していきます。
読み終える頃には、なぜ今この取り組みが日本で注目されているのか、スッキリと理解できているはずですよ。
▼この記事でわかること
- 山﨑健太郎(建築家)の「施設より住まい」という建築哲学
- 塀の無い刑務所(開放型刑務所)とはどんな場所なのか
- 2025年6月の刑法改正と日本・ノルウェーの現状
- 情熱大陸での放送日と見どころ

SNSで情熱大陸の予告を見てから、気になってあれこれ調べてしまいました。
刑務所を建築家が設計するって最初はピンとこなかったんですが、背景を知ったら一気に納得しましたよ!
山﨑健太郎さんのプロフィールはこちらで紹介しています。

建築家”山﨑健太郎“(やまざきけんたろう)さんの塀の無い刑務所への挑戦とは?
まず結論ですが、山﨑健太郎さんは「施設ではなく人が暮らす場所をつくる」という哲学を、開放型刑務所という全く新しいフィールドにも持ち込もうとしている建築家です。
ここからは、その哲学の中身と、これまでの歩みをもう少し詳しく見ていきましょう。
山﨑健太郎(建築家)の「施設ではなく住まい」という哲学
千葉にある #52間の縁側
素敵なデイサービスセンター pic.twitter.com/hMtrVctNq9— Umi | STYLY (@umi_moriizaki) September 28, 2025
山﨑健太郎さんの建築を貫くキーワードは、「施設ではなく住まいをつくる」という考え方です。
現在は工学院大学建築学部建築デザイン学科の教授として教壇に立ちながら、山﨑健太郎デザインワークショップの代表取締役として精力的に活動しています。
その中でも特に注目を集めているのが、千葉・八千代市にある高齢者デイサービス施設「52間の縁側」です。
橋のように長い縁側が印象的なこの木造建築には、介護が必要な高齢者の方だけでなく、近所の子どもたちや赤ちゃんを連れたお母さんまで、自然と集まってくるんだそうです。
調べてみてびっくりしたのがここでした。
デイサービスなのに、地域の人がふらっと立ち寄れる場所になっているんですよね。
この「52間の縁側」は、日本建築学会賞・JIA日本建築大賞・グッドデザイン大賞の三賞を同一作品で受賞という、史上初の快挙を達成しました。
ほかにも静岡の「新富士のホスピス」、千葉の「はくすい保育園」、沖縄の「糸満漁民食堂」など、福祉施設を「生活の場」として設計することにこだわり続けてきた方です。
一貫してきたのは「つくるべきなのは施設ではなく住まいだ」という思いです。
図面を引くだけでなく、現場に足を運び、利用者と話し、職人と一緒に汗をかく。
ときには軍手をはめて自ら土を掘り、石を積むこともあるといいます。
そんな建築家・山﨑健太郎さんが、今まさに前例のないプロジェクトに向き合っています。
それが「塀の無い刑務所」、開放型刑務所の設計です。
- 山﨑健太郎さんは工学院大学教授・山﨑健太郎デザインワークショップ代表の建築家

デイサービスに子どもたちが遊びに来る光景、なんか素敵じゃないですか。
「施設っぽくない施設」をつくり続けてきた方が刑務所に向き合うというのが、個人的にはとても必然に感じます。
山﨑健太郎さんのプロフィールはこちらの記事で紹介しています。

山﨑健太郎(建築家)が手がける塀の無い刑務所(開放型刑務所)とは?
山﨑健太郎さんが設計に関わっているのは、日本財団が創設を目指している「塀の無い刑務所」、いわゆる開放型刑務所と呼ばれる施設です。
ここからは、その中身についてもう少し具体的に見ていきましょう。
そもそも開放型刑務所(塀の無い刑務所)とはどんな施設なのか
日本財団が「塀のない刑務所」開設を法務大臣に提言
受刑者が塀のない施設に暮らし、民間の職場に通い、刑務所にカフェを併設し、地域住民を接客するなど pic.twitter.com/BcKK3nnObu
— Tokyo.Tweet (@tweet_tokyo_web) January 23, 2025
開放型刑務所(塀の無い刑務所)とは、高い壁や鉄格子で外部と遮断するのではなく、社会と近い環境の中で入所者の自律性を育む施設のことです。
通常の刑務所との最大の違いは、「社会との距離感」です。
従来型の閉じた環境では、服役期間が長くなるほど社会から切り離された状態が続き、出所後のギャップが大きくなりやすいという課題があります。
それに対して開放型刑務所では、地域の企業や人々との接点を持ちながら、自発的に生活する力を育てることが目的とされています。
日本財団が中心となって実現を目指しているこのモデル施設は、「ハーフウェイハウス(中間施設)」の役割も担うものとして構想されています。
完全に自由な社会でもなく、完全に閉じた施設でもない。
その中間に位置する、新しい形の居場所なんですね。
てっきり「ただ塀がないだけ」のものかと思っていたんですが、調べてみると目指している世界観がずっと豊かでした。
外部の企業や地域サポーターと連携しながら、入所者の社会復帰を段階的に支援していく仕組みが構想されているんです。
建築家・山﨑健太郎さんがこのプロジェクトに関わることになった経緯は?
これまで福祉施設の設計を手がけてきた山﨑健太郎さんのもとに、ある日「これまでにない仕事」が舞い込んできました。
それが、新たに検討されている開放型刑務所の設計依頼です。
「施設ではなく住まいをつくる」という哲学を持つ山﨑健太郎さんが選ばれたのは、振り返ってみると自然な流れだと感じます。
ホスピス・保育園・デイサービス・漁民食堂と、「特別な居場所を必要とする人たち」のための空間を作り続けてきたからこそ、この新しい挑戦への扉が開いたのかもしれません。
実際、山﨑健太郎さんはヒントを探すために先進的な事例があるノルウェーへの視察も敢行しています。
また、都内最大級の日本庭園を持つ結婚式場の改修や、里山と融合するワイナリー・ホテルの設計など、福祉施設にとどまらない多彩なプロジェクトを手がけてきた経験が、この挑戦にも存分に生きていくはずです。
どんな形を見出すのか、引き続き注目していきたいと思います。
- 開放型刑務所とは、社会との距離が近い環境で自律性を育む新しい形の施設
- 山﨑健太郎さんは「施設より住まい」の哲学を持つ建築家として設計に関わっている
- 先進事例を学ぶためノルウェーへの視察も実施済み

ノルウェーまで視察に行くというのがすごいですよね。
刑務所を「住まい」として設計するなんて、山﨑健太郎さんだからこそ思い描ける形があるんじゃないかと思いました。
なぜ今”塀の無い刑務所“が注目される?刑法改正との関係は?
まず結論ですが、日本では2022年に成立し、2025年6月に施工された刑法改正を機に、服役のあり方が大きく転換しました。
ここからは、その背景と、なぜ開放型刑務所が注目されているのかを整理してみます。
2025年6月の刑法改正とは?旧来の制度から更生重視へと変わった背景
2025年6月、日本では明治以来続いてきた服役制度が、118年ぶりに大きく変わりました。
刑務作業を義務づける旧来の制度と、それを伴わない別の制度が、「拘禁刑」という新しい仕組みに一本化されたのです。
この改正は、「更生を重視する考え方へのシフト」です。
厳格な管理で秩序を維持するアプローチから、社会復帰を見据えた教育・カウンセリング・就労支援を充実させるアプローチへと、矯正のあり方そのものが問い直されています。
なんだかこれ、建築家・山﨑健太郎さんが問い続けてきた「施設より住まい」という問いと、同じ方向を向いている気がするんですよね。
この改正を受けて、「社会に近い環境で更生を支援する」という開放型刑務所のコンセプトが、国全体の方針ともリンクするものとして一気に注目を集めることになりました。
日本の現実とノルウェーの先進事例から学ぶこと
山﨑健太郎さんが視察に訪れたノルウェーでは、ハルデン刑務所をはじめとした開放型刑務所の取り組みが2010年頃から広がり、同じ問題を繰り返す割合が約16〜20%にまで低下しているとされています。
ノルウェーの刑務所の特徴は、外の世界に近い環境づくりにあります。
木材や煉瓦を使った温かみのある内装、キッチン・共有スペース・バスケットコートまで備えており、入所者一人ひとりの社会性を育てることに重きが置かれています。
また、スタッフが入所者と密接に関わり、会話やカウンセリングを通じて「人として向き合う」ことが徹底されているんですね。
この現実を日本に持ち帰ったとき、山﨑健太郎さんはどんな形を思い描いているのでしょうか。
空間が人の心や行動に与える影響を誰よりも深く知っている建築家だからこそ、日本版開放型刑務所のデザインに込める思いはきっと深いはずです。
一方、そんなノルウェーでは開放型の刑務所に対して、問題提起する声も相次いでいるようです。
こちらのニュース動画も凄く参考になりました。
- 2025年6月の刑法改正で「拘禁刑」が導入。
- 更生を重視する方向に大きく転換
情熱大陸で山﨑健太郎(建築士)の特集はいつ?放送スケジュールは?
まず結論ですが、山﨑健太郎さんの情熱大陸での特集は、2026年5月10日(日)よる11時からの放送が予定されています。
情熱大陸(MBS/TBS系)での放送日はいつ?
番組では山﨑健太郎さんの代表作「52間の縁側」をはじめとした活動に密着しながら、新プロジェクトである開放型刑務所の設計への挑戦も取り上げられる見通しです。
ノルウェーへの視察も敢行した山﨑健太郎さんが、塀の無い刑務所という前例のない挑戦にどう向き合っているのか、情熱大陸での放送がとても楽しみですね。
見逃した方はTVerでの配信も確認してみてくださいね。
- 情熱大陸での放送は2026年5月10日(日)よる11時〜MBS/TBS系
- 52間の縁側など代表作と、開放型刑務所プロジェクトが取り上げられる見通し

これは絶対にリアルタイムで見たい回ですね!
山﨑健太郎さんがどんな想いで現場に向き合っているのか、すごく気になります。
【まとめ】工学院大学教授・建築家“山﨑健太郎“さんが目指す”塀の無い開放型刑務所“とは?情熱大陸の見どころをおさらい
今回は、建築家・山﨑健太郎さんが挑む塀の無い刑務所(開放型刑務所)について詳しくご紹介しました。
「施設ではなく住まいをつくる」という哲学を刑務所というフィールドにも持ち込もうとする姿勢と、社会全体の大きな転換点が重なるこのタイミングは、なんだか胸が熱くなりますね。
- 山﨑健太郎さんは工学院大学教授・山﨑健太郎デザインワークショップ代表の建築家。
- 「52間の縁側」で三賞同時受賞(史上初)
- 開放型刑務所(塀の無い刑務所)とは、社会と近い環境で自律的な更生を支援する新しい形の施設
- 2025年6月の刑法改正(拘禁刑導入)を背景に、更生重視の取り組みとして注目が高まっている
- ノルウェーでは同じ過ちを繰り返す割合が約16〜20%に低下。
- 山﨑健太郎さんはノルウェーへ視察済み
- 情熱大陸での特集放送は2026年5月10日(日)よる11時〜MBS/TBS系

建物が人の生き方を変えるかもしれないって、建築ってやっぱりすごいなと改めて感じました。
山﨑健太郎さんの情熱大陸、一緒に楽しみましょう!
山﨑健太郎さんのプロフィールはこちらです。

参考資料


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